今やスマートフォンやタブレットなど、一つは持っている人が街を歩けばたくさんいるという世の中になった。スマートフォンを操作しながら歩く男性女性、電車の中ではほとんどの人がそういった携帯端末を使ってメッセージ交換やゲーム等を楽しんでいる。ながらスマホ、という言葉すら出てくるほど、そういった携帯端末は私達の生活に深く浸透していると言っていい。
さて、それだけ生活に浸透すると、私達は常に何らかの情報をもとにして動くということになる。もちろん求人を見つけるための求人情報サイトはほとんどがスマートフォンに対応しているし、転職するにしても最新の情報を手に入れて管理するためにスマートフォンを使うということも一般的だ。そして、今この時代においてネットでの情報収集について一定の傾向があるという。
今の人々は情報を手に入れることに躍起になり、そこから先を自分で考えるということをしないらしい。溢れる情報に流されるうちに、情報過多、情報依存とでも言うのだろうか、そういった思考停止状態に陥っている若者が多いと聞く。
かくいう私も家ではノートパソコンを広げて求人情報サイトなどを見て、スマートフォンでもマナーや挨拶などを調べている。そういった利便性を追い求めることが、求職者の、実際は違ったという落胆に繋がっていないかを、もう少し考える必要もあるのかもしれない。